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千羽鶴、アザラシ、そしてカエル

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今年は、可愛い女優さんに手作りチョコを頂いた2月でした。おいしかったよ~ん!

先日、動物写真家の小原さんがblogで、カナダマドレーヌ島ゆきのツアーがキャンセルになったと報告があった。つまり、今年も流氷はほとんど無い状態だということ。

去年の今頃もこのキャンセルの報告をきいて、私は泣く泣くカナダ行きの飛行機をキャンセルした。「いえ、まだ方法があります。知床の流氷です」小原さんの言葉に行き先は一気に変更、私たち親子は北海道で、同じようにアザラシをみるために集まった人達に合流した。

そこで、撮らせていた写真、私とたかはただただついてゆくだけで、北海道の大自然を堪能させて頂いた。とくにたかにとっては一生の宝物だと思う。

トドの子ども

漁師の大木さんの船で国後半島の近くまで

アザラシに遭遇!

流氷の上にのっけてもらって、

釧路湿原の丹頂

あ〜〜〜、それはそれは得難い体験だった。

どうして、この旅を決心したかというと、私はアザラシを見るためというよりは、元報道写真家の方が動物写真家として、どう大自然の中、その写真を撮るか見たかったとの、そのあとに始まる予定の劇に出る子ども達に自分が体験した上で演出したかったから、流氷について、温暖化について。

さかのぼると、これはご縁あって、アメリカからずっと上演させていただいている

アメリカ人が書いた子供劇A Thousand Cranes ~禎子と千羽鶴~で、私が学ばせて頂いた事。

難しい題材だった。ヒロシマ、原爆、戦争、

当時は使命感に燃えて上演していたけど、だんだん恐くなった。あるとき私はこの劇をもうやる資格がないんじゃないかなって思った。喪失感。これから何を私は表現したいのかわからなくなっていた。

そんなとき、小原さんの話を聞く機会があった。報道写真家から動物写真家になったプロセス、本当に今伝えてゆく事、未来への伝言。なんだか答えを頂いたような気持ちになり、これを劇にしたいと思った。

情報が溢れる中で、真実を掴む事は容易ではないな…..

小原さん始め、通称アザラシ娘さん達との、楽しくて楽しくて、ほとんど大笑いして終わった知床の流氷の旅を思い出して

教えて頂いたことはそれだった。

最近、おそるおそるTwitterを始めたのだけど、結構楽しいのだ。

楽しさがわかった頃、とある方をフォローしたとたん、その夜、溢れん間ばかりのツイートが

届いていて、それは現地のリアルタイムでツイートされる、エジプトからのものだった。驚いた。最初はあまりの数に躊躇したのだが、そのうちにわかって来た。これは世界で今おきているうねりなのだと。とてもじゃないけど全部読めない。

でも大きなうねりはわかる。

今まで新聞やテレビで受け取る報道とは全く違う。

報告はリビアからのものが今は主。

あるとき、残酷な映像ですと注意が添えられて頭を打ち抜かれる少年の映像が送られて来た。子供劇unseenのリハーサルのあと、楽しく皆で演劇をやって帰宅した私をとしとたかが笑顔で迎えてくれて、そしてその映像をみて、言葉を失った……少年なのだ、打ち抜かれたのは。

同じ地球の上ではこうやって人間は悲しい殺戮をまた繰り返し、もはや直接現地から送られてくる情報が手のひらに乗っかる、そういう時代に突入している。少なくとも、好きなことが出来て、恵まれてる私は、夜中にiphoneを手にして思う

前にも書いたけど劇の演目はthe frog prince 傲慢な王子が自然を殺戮して罰を受けて、カエルになってそこで学んでゆく話。丁寧に創ろうと思った。

貧困ってなんだろう、国のリーダーが道を間違うってどういう事だろう、武器をもたない青年が立ち向かうってどういう事だろう、マメットの劇には沢山の示唆、意味があって、あの女優さんたちや協力して下さるアクターや保護者の方たちと一緒に出来る範囲でいいから、真実を考えながら。

沢山の情報から、自分たちで考えて、真実をみつけられるようにね。

千羽鶴から、アザラシ、そしてカエル、やることは終わらないな。

Written by noriko

3月 2nd, 2011 at 12:24 am

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