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studio unseen

Noriko's Blog - 月別アーカイブ: 2011年2月

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いたいけな涙

子ども達と劇を創るプロジェクト グループunseen

先日は東高円寺のカトリック教会をお借りしてのリハーサル。

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テーマは森。最初からセリフを覚えて、決まった動きをつけてゆくよりは、

もっと根幹の場所の質感とか、それぞれの役のネイチャー(本質的なもの)

をアクター達に体感して欲しかったので、その日のエクササイズは即興をやってみる。

状況は、

魔女は執拗にプリンスの大切なものをよこせと主張。プリンスはそれを拒絶。

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これらの即興エクササイズは大人のクラスでやっているもので、じつは…..かなりきついものなのです。

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とはいえ、男性アクターと魔女役の少女は、ひとつの大切なものを取り合うのだが、本気になってもらわなくては困る。

あれ~出来ないや~と、笑ってしまったらそのシーンは成立しないのだ。

私もセンセイモードからエンシュツモードになっちゃっていたんだろうな。

「子どもだからって遠慮しないで!!!」と、強く要求。

「よこせ!」「いやだ!」「よこせ」「いやだ!」

少女は頬を真っ赤にして30代の男性に挑むのだけど、エネルギーが今ひとつ足りない。

止めなかった。とことん自分でアップ出来ないと、アクターはだめ。私は止めなかった。

ついに、少女の目から大粒の涙がほとばしって、嗚咽をあげて、彼女は泣き出しちゃったのだ。

……..ナキダシテシマッタ……

シーンとした教会のホールで、相手役の大人も、共演者の子ども達も、見守る保護者も

そして私も止まって静止した。

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肩をふるわす少女、どうしていいか戸惑っいつつそっとその肩に手をおくアクター。

恐かったのだろうな、大人のしかも男性と対峙して、真剣に立ち向かってゆくのが。

あらためて、人と人とのエネルギーの交換の大きさを私自身が知らされた。

その後、保護者のお母様から、こんなメールを頂いた。

その方がずっと続けていらっしゃる空手になぞらえて、

「空手バカ一代のわたくしが思うに、

組み手の組稽古は大人も子供も一緒にやります。

小さい子供にはそれは最初とても恐ろしいです。

私でもでかい男性と殴り合いをするのは非常~にいやです。

しかし、大人が手加減することは決して子供の為にならず、

成人男子の本気の気合いを受け続けることで、

子供たちは大人の<気>を受けとめられるようになります。

そしていつしか、あっさり大人の顔面に回し蹴りを入れて来る輩に育っています。」

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先日の即興音楽ワークショップランドゥーガでは、こんな瞬間が訪れた。

若い男の子と若い女の子がそれぞれの楽器で即興でセッションしてゆく。

でもそこに現れる音楽はせめぎあいはなく、なれあいになってしまって、残念ながら、

即興が成立していなかった。相手の同意を確認していては、発展しない。

音楽として非常に退屈になる。

講師の佐藤充彦さんは、懇切丁寧に、彼らに音楽を通しての、相手とのやり取りに真剣にむかってゆけと

ときには投げかけろ、遮断しろ、引け、かわす、責める、数々の動詞をつかって

指導した。青年も少女も、ジャズピアニストの大御所から直接渡される指導を頬を紅潮させて

うなずいている。私はすっかり感動してしまった。

ここでも真剣に向き合うことを教えてもらう。

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いや、わたしも出来なかったのだ、そういうことが。子どもの頃も、10代も、20代も、30代も。

40代になってロスの演劇学校で、仲間同士で一つの劇を創る事になった。

とたんに、いつも仲良かった仲間は容赦なく、演出の私にはむかって来た。

半泣きになって、片言英語で私は言い返した。「なんで、今まで仲良かったのに、こんなに私に対して

はむかってくるんだ」

相手はぽかんとして私をみて、こういった。

「なぜなら、僕はnorikoに何をいっても、友達でいられると思っているから、安心して何でも言っているんだ」

びっくりした。

目的は「よいものを創る」そのために、時にはけんかし、ぶつかり、泣いて、初めて私は大きな声でNOと彼らに指示を出すことが出来た。

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真剣に立ち向かう事。いたいけな涙をふいて、少女と我々は教会の聖堂を案内していただく。

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荘厳だ。

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帰り道、みんなの笑顔をみて、今日も守られたなと思う。

少女達の感受性の素晴らしさとそれぞれのもつ芯の強さが楽しみ。

ヴォイス公開レッスン「アレクサンダーテクニークとの学び」のお知らせ

手作り酵素、これ飲んで元気です!

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さて、お知らせがあります。

リンクレイターヴォイスワーク公開レッスン、「アレクサンダーテクニークとの

学び」

ここ1年、アレクサンダーテクニークの講師、および講師のお勉強中の方々に

リンクレイターヴォイスワークを教えるという機会を頂いております。

そのクラスの公開レッスンです。

アレクサンダーテクニークって何?って方も多いと思うのですが、

一言で言うと、身体のワーク。そして思考のワークです。

アレクサンダーテクニーク。

リンクレイターヴォイスワークとは、兄弟姉妹のような関係。私もアメリカで

2年お勉強する機会がありました。

ITの発達はものすごくて、今を生きる私たちはそれと上手に共存してゆくことは必須。でも同じくらい人の身体というものにも、認識や意識を向けてゆく事は大切なのではないかしら。

演劇関係はもちろん、ミュージシャン、運動選手、妊婦さん、PCの画面をずっとみてお仕事をしている方、それぞれの方に有用なものだと私は確信しています。

目黒のスタジオは素敵な空間です。ヴォイスワークの公開レッスンのあとはアレクサンダーテクニークの方たちとの楽しい交流の時間も設けますから、これを機会にぜひお気軽に足をお運び下さいね。

日時:2月28日月曜日 19時スタート

場所:Body Chance

〒153-0064
目黒区下目黒2丁目21番28
セントヒルズ目黒10階(部屋番号1000)
Google Map で見る

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  1. 目黒駅西口を出て目黒通りにでる。
  2. 権之助坂(目黒通り)を下り、目黒川を渡って大鳥商店街へ入る。
  3. 進行方向左手。セントヒルズ目黒10階。1階は天津飯店とリサイクルショップ。リサイクルショップの右にビルのエントランスがあり、エレベーターで10階までお越しください。

お問い合わせは、

noriko  nonsato@bridge.ocn.ne.jp

または荒川克美 katsumi.p@gmail.com

まで。

あ、もちろん、無料です。

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