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studio unseen

Noriko's Blog - 月別アーカイブ: 2012年4月

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ダウト ヴォイスに思うこと…..

 

八重桜が満開。よく見ると、様々な色があるのですね。散る桜を惜しみつつ、満開の八重を楽しむ、

よい季節です。

 

おかげ様で、studio unseen lavo vol.1 ダウト 無事に終了致しました。

3回の公演ともに、沢山のお客様に来て頂き、感謝です。

ありがとうございました。

 

公演終了してから、気がつけば、4月も下旬、ようやくこんなふうに整理出来るようになりました。

今回は、この企画と、リンクレイターヴォイスワークについて思うこと書きます。

 

私がアメリカで出会ったこのヴォイスワーク、帰国して果たして日本で通用するのか、

手探りで始めて、もう7年になります。

小さいけれど、じっくりと丁寧にこのヴォイスプログラムを伝えたくて、

最初は小さな教会を借りて、3ヶ月コースをスタートしたのが、つい昨日のよう….

 

ステラ・アドラーの大切なベーシックの考えのひとつに、

アクターは、voice, body, そしてmindこの3つをコンスタントに常にトレーニングしてゆくことがあります。

当たり前のことなのですが、日本では、まだまだヴォイスという認識は薄いのが現実。

ですから、これまでに私のクラスで、ヴォイスをコツコツ学んで下さった方たちは、稀有といってもいいかもしれません。

そんな生徒さんたちから、私も多くを学ばせてもらいました。

 

今回のダウトでは、その成果を立証したかったというのも、企画の機動力になりました。リンクレイターヴォイスワークを

トレーニングしたアクターたちがその場で奏でるサウンド(ヴォイス)を実際に聴いてもらう。

これほど、シビアでわかりやすい方法はありません。キャストは、全員ヴォイスクラス経験者でした。

 

結果は…..私自身が確信出来ました。やはりこれだと。

それぞれのキャラクターを演じるアクターたちは、そのキャラクターのヴォイスのままに自由でした。

どんなに激しい言い合いのシーンも、音楽を聞いているように、ノイズにはならなかったのです。

自負でしょうか?いえ、4人のアクターたちが達成したことは、今、誇りを持って語っていいと

思います。

観客の中には、ほとんど目を閉じて、声のみで劇を鑑賞されている方がいたそうです。嬉しい限りです。

 

現在studio unseen で進行中のヴォイス基本クラスは去年の7月にスタートしました。

6月の発表会をもってこの基本クラスは終了しますが、そうなると今までで、最長の11ヶ月コースとなります。

6名の方が今学んでくれています。ダウトが終わった今は、その発表会に向けて準備中です。

 

そして、2012年、ヴォイスの流れが変わってきています。10年前、アメリカでアクターとして出会ったこのワーク。

今年は、工芸大学芸術学部でのクラスと、

まったく新しい試みとして、長野県の病院で、アルコール中毒患者さんたちの治療の一環として

始まることになりました。

 

2011年を経て、今何か新しい流れを感じているのは、私だけでしょうか?

ヴォイスワークも、そして私自身も抗わず、あえて身を任せてみようと思っています。

 

 

 

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