『原発に“ふるさと”を奪われて』企画ご案内
世田谷区民になって7年以上たちます。
その間、なんどかアメリカで上演してきた、ヒロシマの子ども劇”A Thousan cranes 〜禎子と千羽鶴〜”
を、地元の小学校、中学校でも上演してきました。読み聞かせのママたちとやったこともあるし、
いろんな意味で、勉強になりました。子ども達とは、放射能がどれだけ怖いものか、そのあとの
トークでも語りあいました…….
2011年3月11日
フクシマの事故があってから、あのときに語っていた自分は、本当に理解していたのか、自問自答してきました。
1年以上たちますが、これからの自分たちの選択を決めるには、まだまだ勉強が足りないと
思っています。だから、今スタジオでこういった企画をしています。
真実の声を聴きたいという一心です。
福島県飯館村の酪農家の長谷川 健一さんとフォトジャーナリスト・野田 雅也さんをお招きし、映像を交えた講演を開催します。
今回、実際に被災
場所は30名ほどの空間ですが、多数のご参加をお待ちしてお
※ 床、ヨガマットに座ってのご参加になります。腰や冷えが
『原発に“ふるさと”を奪われて』
5月25日(金)
19:30(2時間を予定)
講師:長谷川 健一氏
野田 雅也氏
料金:1,500円
(高校生以下無料)
※集まった資金は活動資金として寄附します
場所:studio unseen
東京都目黒区駒場3-5-6 B1F
最寄駅:井の頭線「駒場東大前」
徒歩5分
map: http://bit.ly/Jz3H3B
お問合せ:asakanjp@gmail.com
(asaka)
主催:studio unseen
▽ 長谷川さんに関する情報 ▽
現代農業 http://bit.ly/qFlfmN
著 書:「奪われた故郷〜あの日飯館村に何が起こったの
http://amzn.to/J5LvA5
「原発に“ふるさと”を奪われて」
http://amzn.to/K88aOV
▽ 野田雅也さんに関する情報 ▽
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)会員。
Eye Witness http://eye-witness.jp/
Fotgazet http://fotgazet.com/
Fotgazet通信・瓦礫に群がる震災ビジネス〜広域
http://bit.ly/J7FAiZ
『Pray for Japan』
桃井和馬さんとのコラボ写真映像
http://bit.ly/ebHicZ
リンクレイターヴォイスパフォーマンス”hide-rangea”のお知らせ
old rose 咲きました。愛しいです。
studio unseen:
リンクレイターヴォイス基本クラス11ヶ月コース終了パフォーマンス “hide-rangea~はいどれいんじあ~”
のお知らせです!
日時:6/5, 6/17, 6/24 計3回公演となります。
17:15 open
17:30 start
タイムスケジュール:
17:30 リンクレイターヴォイスワーク20分 ウォーミングアップ
18:00 ヴォイスパフォーマンス “hide-rangea~はいどれいんじあ~”
終了後は歓談の時間となります。
fee: 無料
内容:リンクレイターヴォイスワーク基本クラスコースを11ヶ月間続けた5名のメンバーによるパフォーマンスです。 各自の今の心に響いた詩を用いて、ひとつの作品を創ります。前半の20分ウォーミングアップは、ご希望の方はぜひ一緒に体験して下さい!
出演: 村山みのり 後藤哲広 影澤龍治
井上大慈 湯本はるな
読まれる詩:ランボー、ボードレール、辻和人、石牟礼道子etc…
ご鑑賞される方は、マットの上に座る、もしくは、多少はイスのご用意もあります。
イスをご希望の方は事前にご連絡を頂けますと助かります。
6月の雨の季節、5人のvoice は、紫陽花のように変化にとんだ色彩を奏でます。
皆様、お待ちしております!
noriko
ステラ・アドラー演劇と飯舘村
蕾が出てきてます。old rose….
来る25日にstudio unseen では、フォトジャーナリストの方と飯舘村の酪農家の方に来て頂いて、講演会を企画しています。
タイトルは、「原発に“ふるさと”を奪われて」(仮題)です。
スタジオでは、日常は演劇とヴォイスのクラスを行なっていますが、こういった企画もやります。
小さな場所だからこそ、当日はオープンに語り合えるような空間であることを願います。
もう10年近く前になりますが、私が、始めてLAのステラ・アドラー演劇学校に通い始めた時、最初に生徒は必ず必須科目として
テクニックI テクニックII を半年間とらなくてはなりません。セリフのあるシーンをやるのはかなり後です。
そのテクニックI の課題の中に、「賛成派と反対派」というのが、あります。
講師から課題を3つ出され、そのなかの一つの問題についての賛成派と反対派両方のスピーチを作って持ってくるのです。
出された課題は、当時”Gun Fight” (拳銃所持)、”immigration”(移民問題)、”abortion”(妊娠中絶)この3つでした。
それまで、宝塚の演劇しか知らなかった私は戸惑いました。恥ずかしながら、アクターは世間ずれしていていいような感覚がどこかにあったのです。いきなりアッパーパンチです。慣れないインターネットで調べ始めて、愕然としました。
銃所持に賛成するサイトや意見を目の当たりにして、銃のない日本で生まれ育った自分は無知同然だったのです。
このエクササイズは何を目的としているのでしょうか….賛成派と反対派両方の立場から、人物を創りあげてスピーチをする。
生半可な理解では上っ面になってしまいます。アクターはリサーチを重ねて、背景を調べ、両方の立場を理解してゆきます。
このプロセスこそ、その先に戯曲の中の様々なキャラクターにシンパシーを持って演じられるようになる重要な要素なのだと
痛感しました。
自分以外の人物にシンパシーを持って魂を演じる…..
ステラ・アドラーは、私たちに常に社会をみろと言いました。まさしく、ハムレットにある「芝居というのは、時代の様相を映し出す鏡」ということ。どこか浮世離れしていては、人間の真実には到達出来ないのです。
現在、私のステラ・アドラー演劇基本テクニック&戯曲解釈クラスでは、この課題は、銃所持や、移民問題はあまりにもかけ離れていいるので、「沖縄の普天間基地問題」「赤ちゃんポスト」「妊娠中絶」そして「原発問題」としてやっています。アクターが、常に社会と共にある存在でいる、これが生徒さんに伝わることが目的です。
今、思うことは、今回の5月25日の企画を後押ししてくれるのは、当時ステラ・アドラー校で、私が受けた衝撃なのだと思います。
自分にとっては、戯曲「ダウト」にまっしぐらに取り組むのと、こういった企画をするのと、根底は同じエネルギーなのです。それは、ステラ・アドラー演劇が私に教えてくれた宝物の中の一つです。
近日中には、企画の告知をさせて頂きます。沢山の方に真実の声を聞いて頂けたらと願っています。
ダウト ヴォイスに思うこと…..
八重桜が満開。よく見ると、様々な色があるのですね。散る桜を惜しみつつ、満開の八重を楽しむ、
よい季節です。
おかげ様で、studio unseen lavo vol.1 ダウト 無事に終了致しました。
3回の公演ともに、沢山のお客様に来て頂き、感謝です。
ありがとうございました。
公演終了してから、気がつけば、4月も下旬、ようやくこんなふうに整理出来るようになりました。
今回は、この企画と、リンクレイターヴォイスワークについて思うこと書きます。
私がアメリカで出会ったこのヴォイスワーク、帰国して果たして日本で通用するのか、
手探りで始めて、もう7年になります。
小さいけれど、じっくりと丁寧にこのヴォイスプログラムを伝えたくて、
最初は小さな教会を借りて、3ヶ月コースをスタートしたのが、つい昨日のよう….
ステラ・アドラーの大切なベーシックの考えのひとつに、
アクターは、voice, body, そしてmindこの3つをコンスタントに常にトレーニングしてゆくことがあります。
当たり前のことなのですが、日本では、まだまだヴォイスという認識は薄いのが現実。
ですから、これまでに私のクラスで、ヴォイスをコツコツ学んで下さった方たちは、稀有といってもいいかもしれません。
そんな生徒さんたちから、私も多くを学ばせてもらいました。
今回のダウトでは、その成果を立証したかったというのも、企画の機動力になりました。リンクレイターヴォイスワークを
トレーニングしたアクターたちがその場で奏でるサウンド(ヴォイス)を実際に聴いてもらう。
これほど、シビアでわかりやすい方法はありません。キャストは、全員ヴォイスクラス経験者でした。
結果は…..私自身が確信出来ました。やはりこれだと。
それぞれのキャラクターを演じるアクターたちは、そのキャラクターのヴォイスのままに自由でした。
どんなに激しい言い合いのシーンも、音楽を聞いているように、ノイズにはならなかったのです。
自負でしょうか?いえ、4人のアクターたちが達成したことは、今、誇りを持って語っていいと
思います。
観客の中には、ほとんど目を閉じて、声のみで劇を鑑賞されている方がいたそうです。嬉しい限りです。
現在studio unseen で進行中のヴォイス基本クラスは去年の7月にスタートしました。
6月の発表会をもってこの基本クラスは終了しますが、そうなると今までで、最長の11ヶ月コースとなります。
6名の方が今学んでくれています。ダウトが終わった今は、その発表会に向けて準備中です。
そして、2012年、ヴォイスの流れが変わってきています。10年前、アメリカでアクターとして出会ったこのワーク。
今年は、工芸大学芸術学部でのクラスと、
まったく新しい試みとして、長野県の病院で、アルコール中毒患者さんたちの治療の一環として
始まることになりました。
2011年を経て、今何か新しい流れを感じているのは、私だけでしょうか?
ヴォイスワークも、そして私自身も抗わず、あえて身を任せてみようと思っています。
子ども劇 little unseen ~りとる あんしぃん exhibition vol.1のお知らせ
あの元気な女優さん達が再び!
子ども劇 little unseen ~りとる あんしぃん~は、登坂倫子の本格的な指導のもと、身体、ヴォイス、そして心を豊かに、大人も子どもも一緒にトレーニングしてゆくユニークな企画です! 大人も子どもも参加者は随時募集中ですので、これを機会によろしかったらぜひ足をお運び下さい。
子ども劇 little unseen ~りとる あんしぃん exhibition vol.1
日時:3月23日(金曜日)
いっかいめ:16:00 オープン
16:15 スタート
にかいめ: 19:00 オープン
19:15 スタート
fee: 500円1ドリンク付き
*経費を引いた余剰金は、子ども劇でお世話になった、アクター、九良賀野喜一くん率いる、プロジェクトにTTT(Through The Tunnel)に寄付させて頂きます。
プログラム:*子ども劇 little unseen ~りとる あんしぃん~
のリハーサル風景や、今までの経緯のスライドショー
*one act: 「風の落し物」
脚本:登坂倫子
出演:少女:東笹乃波
星野祐太:池側生也
*one act: 「江戸川探偵社 事件ファイルNo.1「パパの浮気を調査して!」
脚本:伊藤文雄
出演:篤子:内藤柚菜
江戸川:井上大慈
*one act 「風の落し物」
脚本:登坂倫子
出演:少女:関口紗也乃
星野祐太:池側生也
*九良賀野喜一くんによる、TTTプロジェクトのスライドショーとトーク
*歓談 どうぞご自由に!
*TTT(Through The Tunnel)趣旨:僕達TTTは、東北大震災で被災した現地の子ども達と、一緒に笑い合いたくて集まりました。
サッカーを通して体を動かし、触れ合い、名前を呼び合って笑い合う。そんなごく普通の休日を一緒に過ごしたくて活動しています。
場所:studio unseen
井の頭線駒場東大前駅で下車。東口の改札を出て、右側の階
段をおります。
線路を左手に、しばらく歩き、踏切があるので、それを渡り
ます。渡ってすぐに右に曲がって、
線路を右手に道をゆきます。しばらくすると道が下り坂にな
ります。(坂が終わったころ、右手に
桁下3.5mと書いた高架があります。)坂が終わってちょっと
そのまままっすぐ歩くと、左手に青い自動販売機がありま
す。そこを左に入る角のモダンなドアのある3階建てのお家
の地下がstudio unseenです。大抵、玄関前に車と子どもの自
転車がおいてあります。
Website
予約、または、問い合わせ:littleunseen@gmail.com
studio unseen labo vol.1 「ダウト」のお知らせ
studio unseen labo.では、ステラ・アドラー演劇、そしてリンクレイターヴォイスワーク両クラスで学んだアクター達と、
実験的に戯曲に取り組み、上演後はスタジオの空間でキャスト、観客とのフリートークの時間を持つ企画です。
その第一弾として、アメリカの気鋭 ジョン・パトリック・シャンリーの「ダウト」を選びました。
ピューリッツァー賞、そしてトニー賞に輝くこの作品のテーマは、その名のとおり、「疑い」です。3月11日の震災以降、私たちは何を信じていいかわからない、大きな局面に来ています。今ここにいる私たちがこの戯曲に取り組み、解釈して演じることで、その場の人たちと何かを考える機会になることを願っています。みなさん、ぜひお越しください!
studio unseen labo vol.1
「ダウト」by ジョン・パトリック・シャンリーより
シーン、モノローグ抜粋
date: 3月29日(木曜日)
night open19:30pm
start 19:45pm
3月30日(金曜日)
matinée open14:00pm
start 14:15pm
night open19:30pm
start 19:45pm
place: studio unseen
cast: シスターアロイシス 登坂倫子
シスタージェームス 湯本はるな
フリン神父 asaka
ミラー夫人 土居由希子
スタジオへの道順:井の頭線駒場東大前駅で下車。東口の改札を出て、右側の階
段をおります。
線路を左手に、しばらく歩き、踏切があるので、それを渡り
ます。渡ってすぐに右に曲がって、
線路を右手に道をゆきます。しばらくすると道が下り坂にな
ります。(坂が終わったころ、右手に
桁下3.5mと書いた高架があります。)坂が終わってちょっと
そのまままっすぐ歩くと、左手に青い自動販売機がありま
す。そこを左に入る角のモダンなドアのある3階建てのお家
の地下がstudio unseenです。大抵、玄関前に車と子どもの自
転車がおいてあります。わからなかったら
090-4187-6214 私の携帯です。
Website
| http://www.noriko-red.com/http://un-seen.net/blog/ |
fee: ¥1,000 with 1drink
参加者の方は一部椅子があるのですが、ほとんどの方が床に座るという形にさせて頂きます。
お尻冷えちゃうかもしれませんので、座布団、クッション等、必要な方はご持参下さい。
お目にかかれるのを心より楽しみにしております。
noriko
宝塚70期同期会!
宝塚同期生が集まりました!
嬉しいことに、私たちの同期生42名だったのですが、
その中の一人は現役のタカラジェンヌ。ステキな舞台を今も魅せてくれています。
考えてみると、私の20代のほとんどは、稽古場と舞台の往復の日々。
あれだけの劇場を2つも持ち、専属のパフォーミングアートスクール、つまり
宝塚音楽学校を持ち、演出家の先生はもちろん、劇団レッスンの先生方、
振り付けの先生方は、一流の方たちから指導を受けて、なんと恵まれた舞台生活だったのでしょうね。
ひたむきに舞台に向かう一人一人の心身から出るエネルギーはそれはそれはステキで、
私はそんな時を共にした仲間とこうやって 集まれることに感謝です。
今は、それぞれです。子育て中、女優さん、専門を極めてその指導にあたっている人、様々だけど、
10代、20代、同じ釜の飯を食い、泣いて、笑って、みっともないところも全部知っているこの仲間が
集まると、実際、カラオケルームを使わないといけないくらい、大声で大笑いが続きます。
今の私は、退団後、アメリカで出会ったステア・アドラー演劇と、リンクレイターヴォイスを
指導させてもらっていますが、根幹はやっぱり宝塚で鍛えてもらった基礎だと思っています。
ステラ・アドラー自身のルーツはイディッシュ演劇ですから、むしろ大衆演劇です。
彼女の心、声、身体共にトレーニングする演劇法は、じつに私にしっくりきたのです。
宝塚も、小林一三先生によって、大衆のためにつくられたのですから。
そして、今は、宝塚のような華やかな大きな舞台ではないけれど、私のスタジオに来てくれる生徒さんと共に、
手作りで丁寧な演劇やヴォイスというものを創っています。それらを通して、「人間」というものをじっくりと考えたり、語ったり、
そんな時間を持っています。
ああ、いずれにしても、幸せなことですよね。
「好き」というものに出会えて、その「好き」を続けているのですものね…..
宝塚は3年後に100周年を迎えます。世界的にも誇れる文化遺産だと思っています。
今の自分の流れの根幹がそこにあることを大切にして、明日のクラスに向き合ってゆきたい思います。
2012年studio unseen
2012年、始まりました。
昨年はみなさんに守られて、様々なことが出来ました。ありがとうございます!
そして、年初めの祈りは、ただただ存在に感謝。
うちの小さな庭はパンジーとスミレが咲いてくれています。
studio unseenでは先日ライブがありました。
タイトルは、”1 sight blind”
Our trip is not so high.
Close your eyes.
See the light.
Feel 1 sight.1/6
“1 sight blind”
studio unseen スタジオあんしぃん
18:30~
不思議なライブでして、誰も、始まるまで何が起こるかまったくわからなかったのです。
目隠しというものは不思議な感覚を生み出すのかな?
いつのまにか参加者全員のライブになって、ドラムを叩きだし、詩を詠みはじめ、
戯曲を演じ、時間は空間にあるサウンドというものを自由に楽しむものに育ってゆきました。
こんなふうにこの場所に居ること、そして聴くことが、音、ヴォイス、を導いてゆきます。
さて、さて、感想は….
楽しかった!
みんな自分のライブをやった感覚で帰ります。
誰もなにもプランしないで、そこに生まれてくるものに生きる。
ステラ・アドラー演劇も、リンクレイターヴォイスも、その根底にあるアイデアは、
be present ”その場に居る”ということ。
なんだか、理屈抜きにそれを体験出来た1 sight blind でした!
あ、そのときに詠んだ詩をひとつ、ここに書きます。
ナンシー ウッドの詩です。
***
今日は死ぬのにもってこいの日だ。
生きているものすべてが、わたしと呼吸を合わせている。
すべての声が、わたしの中で合唱している。
すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやってきた。
あらゆる悪い考えは、わたしの中から立ち去っていった。
今日は死ぬのにもってこいの日だ。
わたしの土地は、私を静かに取り巻いている。
わたしの畑は、もう耕されることはない。
わたしの家は、笑い声に満ちている。
子どもたちは、うちに帰ってきた。
そう、今日は死ぬのにもってこいの日だ。
****
こんなふうに生きられたらと願う…..
さあ、新しい一年、始まりました!
今年もよろしくお願い致します。
明日の戯曲
山口県秋吉台 山の頂上。ぎりぎりの岩の上。
先日、お友達からメール。
「最近HPとblogの更新がありませんが、体調でも悪くされているのではないかと
心配しております。」
いえ、ついついFacebook とかtwitterとか、手短かな媒体で情報を送っていたので
自分としては、更新中のつもりだったのだけど、考えてみれば、こういった媒介を使っている方たちばかりじゃないのよね。
こうして思いやってくださる優しい文面に、ありがたいな~と思いました。
大丈夫ですよ!おかげ様で元気でやっております!!
さて、先日心揺さぶられる戯曲に出会いました。それは、大好きなテネシー・ウイリアムズとか、シャンリイとかとはまた違ったベクトルで私の心を直撃したのです。
12月になると、お仕事でお世話になっているあっぷすアカデミーの生徒さんたちの終了公演があります。一年間そこで演劇を学んだ生徒さんたちのいわば発表会です。今年はどうしても時間がとれず、4クラスあるうちのクローバークラスの公演に駆けつけます。(他のクラスの生徒さん、ごめん!)
「ホテル カリフォルニア」作:横内謙介
…どんな作品なんだろう??
生徒さん達演じるキャラクターは、神奈川県立厚木高校生徒の群像。私的戯曲物語とあるので、時は、作者横内さんの高校時代、70年前後の政治の季節(学園紛争)が、終わった後の77年から80年。この時の高校生たちは「シラケ世代」と呼ばれ、無気力・無関心・無責任・・・「三無主義」ともいわれ…
え!
そう、私もまさしく目の前の舞台で演じられている高校生と同じ時代を生きた世代。しかも、神奈川県立の進学校。なので、彼らの語るセリフは等身大の当時の自分たちの言葉としか聞こえてこなく、(shi~~~とシラけた音でブーイングしたり、校門前のお店にはチェリオ、売ってた…たしかに)
おまけに、おまけに、私は、その前の日に、30年ぶりの高校時代の旧友達を再会したばっかりのタイミングだったのです…….
劇中、生徒は中学時代とは一転した自分の成績に愕然としたり、学校を変えたいんだと革命を起こそうと突進したり、クライマックスは学園祭を盛り上げようと、ジンギスカンを踊ることを企画する。そしてその後、燃え尽きた彼らは、夜を明かして語り合おうという一人の友を無視して、受験という流れの中に入ってゆく….大人になった生徒たちは、いう「どうして、あの頃、もっと仲間と語り合わなかったんだろう」
まさしく、前日再会した湘南の私達は
18歳のあの頃を同じ言葉で懐かしんでいた。「どうして、あの頃、もっと仲間と語り合わなかったのだろう…」
私が衝撃を受けたのは、そういった自分たちのまるで内輪のような内容が
今に響く戯曲、演劇になりうるのだということ。そう、今響くのだ。
劇が終わって開口一番に、指導演出された田辺日太さんに「この戯曲、誰が書いたのですか?」とくらいつくと、日太さん、「生徒達が演じられる年齢にあった劇をみつけようと探しました」と笑顔で答えられる。
素晴らしいな….
おかげ様で、私はその日は客席で観客として、舞台上で私の高校時代の私に、友達たちに出会うことが出来ました。
ラストの生徒さんの涙ながらのモノローグの中で、(ごめん、聞き覚えだから、
多少違うかもしれない)
「ふるさととは、帰る家ではなくて、友との絆にあるのかもしれない」というセリフ……
前日に出会った級友たちの実家はもうほとんど湘南の街にはなく
東京、大阪、埼玉、遠くはアメリカと……離れ離れであり、
私たちを笑顔で当時送り出してくれた両親たちは他界したり、または、介護という現実で、年老いた親がひとりふるさとの家を守ることは難しくなっている状況の中で、こうして、品川のお寿司屋さんで当時、語り合うことをなにか斜めに恥ずかしがっていた私達が、延々と延々と今話したいことがいつまでも続く…..
少なくとも私には、同窓会とそして舞台というある種、異質の世界がこの戯曲によって強くリンクしたのです。演劇というのは、こんなふうに人の心を揺さぶることもあるのですね…
あの当時、18歳の頃、みんなが大学受験にむかってゆくときに、私は大学を受けず、宝塚に入ることを選び、そして、結局今も、その延長上にいます。
湘南の友はそんな私を心から応援してくれているし、私も彼らの社会での素晴らしい働きを誇りに思います。
すべてはその過程=プロセスがあっての今なのだとしたら、
クラスで使っている、素晴らしい戯曲達、テネシー・ウイリアムズや、シャンリイ達を大切にしつつ、これからも新しい、今の人の心に響く戯曲を探し、創作して、関わって行きたいとしみじみ思い、
あ!そうだ。久しぶりにblogを更新しようと思ったわけです。
アップスアカデミーの生徒さんの熱演に拍手。そして指導者の先生方のよき働きにもおおいなる拍手!!
ありがとうございました!
フィンランドの妖精 身体と声の躍動と調和 東京でのワークショップのお知らせ
昨年、私は岐阜県中津川でヴォイス・パフォーマンスの合宿に参加。そこで素敵なアーティストに出会いました。2011年秋、彼女の東京でのワークショップが実現します!
演劇、ダンス、歌……etcの境を越境する「パフォーマンス・アート」。フィンランド出身で現在ベルリンを中心に活動するヴォイス・パフォーマーであるヘイニ・ヌカリ氏を招き、身体と声に焦点を絞った、彼女独自の方法論に則ったワークショップを3日間開催します。
ヘイ二 ヌカリ:1972年生まれ。フィンランドでクラシック音楽を学び、アムステルダムでダンスを学ぶ。1997年からフリーランスのパフォーマーとして、ベルリンを中心に活動。ダンス・カンパニーであるTRAVAの創立メンバーとして活動した後、2006年、フランスにあるロイ・ハート劇場に滞在してヴォーカル・トレーニングを学ぶ。以降は、東洋医学、舞踏などに影響を受けつつも、ダンスよりもいっそう“声”に比重を置いたユニークなパフォーマンス作品を発表し続けている。2007年、2008年にAIAV(秋吉台国際芸術村)のアーティスト・イン・レジデンス・プログラムにより来日。
○ヴォイス・パフォーマンスとは?
歌詞と音階に縛られた一般的な“歌”とは異なり、パフォーマーの身体性
に依拠した、より自由度の高い表現。アメリカのメレディス・モンクらの
活動が知られている。ヘイニ・ヌカリの場合、いわゆる楽曲的な作曲に
よる音楽だけにしばられず、自然の中の環境音に自身の身体を反応さ
せて、即興的に声を探る作業をとおしても作品を作っている。
日時:
10月8日(土)場所未定 東京圏内のスタジオ、もしくは劇場を予定 6hours
(時間は、午後を予定)
10月9日(日)studio unseen スタジオあんしぃん 14:30~20:30 6hours
住所:〒153-0041 目黒区駒場3-5-6 B1F(井の頭線駒場東大前駅徒歩5分)
10月10日(月曜日) 道場 有信館 14:00~20:00 6hours
住所: 目黒区五本木1-33-19 小川方
*定員18名(9日のみ10名)
参加費:各ワークショップ ¥7,000円
(2日間、3日間連続で受講されたい方は別途ご連絡下さい。その際は、割引料金となります。)
主催/通訳:登坂倫子
宝塚歌劇団出身.退団後渡米。アメリカのステラ・アドラーアカデミーオブアクティング卒業。現地で女優、演出家としてデビュー。2004年帰国後は、ステラ・アドラー演劇とクリスティン・リンクレイター氏によるヴォイスワークの長期クラスを開催。他、様々なアーティストと共にパフォーマンスを創る。2011年studio unseen オープン。
http://www.facebook.com/pages/studio-unseen-スタジオあんしぃん/175520272501119
お申し込み、お問い合わせはnorikoのHP メーリングフォームより。
◯HP:http://www.noriko-red.com/
○E-MAIL: nonsato@bridge.ocn.ne.jp
昨年、美しい里山でのワークショップの間、彼女といろんな話をしました。
ベルリンでは、こういったヴォイス・パフォーマンスのワークショップは
アクターは、もちろん、ミュージシャン、フォトグラファー、フィルムメイカー、インスタレーション制作者など、
様々なアーティストの参加があるそうなのです。
私はその話を聞いて、深く感動しました。
この機会に沢山の方に、このヴォイス・パフォーマンスを体験して頂けますように!
noriko















