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studio unseen

Noriko's Blog - 月別アーカイブ: 2010年8月

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ステラ アドラーとリンクレイターヴォイスクラス終了 夏の終わりにvol.1

びっくり!こんなになりました。今年もこれでたわしを作るのが楽しみ!

この夏、私自身で開催しているクラスも一段落。そのご報告。

ステラ アドラーシーンスタディクラス
5月21日スタート。8月27日終了 計14回開催

これはずっとやってみたかったクラス!
このクラスに参加してくださった生徒さんは私のステラアドラー基本と戯曲解釈の長期6ヶ月クラスを終了した方達。
アメリカから帰国して5年目にしてようやく出来た念願のシーンスタディクラスである。

日本に帰って疑問に思ったのは、ちゃんと戯曲を解釈しないで、そのシーンだけを
ワークするやり方。そこで悩んで落ち込んでいる生徒さんを見ていて、もっと違うやり方があると思った。ロサンゼルスのステラ アドラー アカデミー オブ アクティングでは、2年間プログラムのうち、最初の1年は徹底的に基本をやる。まず、ヴォイス、ムーブメント、テクニック。それらをきっちり半年間学んだあとで、必修になるのが戯曲解釈のクラス。きちんと自分の力で戯曲を読み、解釈する力をつけて、初めてシーンをワークするシーンスタディクラスに進む。ステラのアイデアは明快で、わかりやすい!基本をきっちりやった生徒は格段に伸びるし、最終的には素晴しいワークにたどり着く。

今回の日本での初シーンスタディ クラスの結果から言うと、それは素晴しいものだった。

やはり、同じアイデアを共有し、安心できる仲間と創り上げるシーンワークはどれも素晴しい伸びをみせたし、そこにある可能性に驚いた。きちんと戯曲を解釈して、よくトレーニングされた声(voice), 身体(body) そして心(mind)を通じて、ステラのいう真実の瞬間(truth)が何度もあった。
「クローサー」、「ガラスの動物園」、「フロッグプリンス」 「季節はずれの雪」、そして初めてやってみたテレビの脚本「青い鳥」、などなど、沢山の素晴しい戯曲のシーンにチャレンジ出来たことに感謝。そして生徒さん達のハードワークに心から拍手したい。

そしてステラ アドラー校の恩師Timに伝えたいな。”Tim, I did it!”

彼はきっとこう答える

“Noriko,good job.”

*リンクレイターヴォイス アドヴァンストクラス
5月23日スタート8月29日終了。計13回開催。

このクラスも、リンクレイターヴォイス基本クラスを終了した方たちがアドヴァンストクラスに進んだもの。
クラスの目的はヴォイスをサウンドとしてとらえて、より身体的ムーブメントのエクササイズを取り入れたもの。生徒さんはビジネスマンの方もいるし、声優サン志望の方もいて、様々。かえってそれが新鮮な相乗効果を生んで、このクラスも最高の空間になった。3ヶ月間のクラスの中に2回ゲスト講師を迎えることでより多様性のあるクラスにしてみたかった。

身体的ムーブメントとしてゲスト講師に舞踏カンパニー友恵しずねと白桃房の加賀谷早苗さんに来て頂き、私も生徒として参加。CGや3Dの映像が日進月歩の中で、身体のみでここまで沢山の事が表現出来るのかと毎回驚かされる。私も生徒として参加させて頂いているが痛感するのはやはり身体あっての演劇。舞踏の奥深さにも感嘆する。

もうひとつの試みは即興音楽のワークショップランドゥーガ。これはジャズピアニストの佐藤充彦さんが提唱するミュージシャンの方たちのワークショップ。様々なミュージシャンの方が集まる中、私は毎年自分のヴォイスを楽器として参加させて頂いている。ここで起きる事は旋律もメロディも取り付いていることを全部とっぱらって即興を創り上げてゆく。じつに面白いワーク。今回はその一番弟子の渡邊馨氏にゲスト講師として来て頂く。ヴォイスも言葉を超えた身体のサウンドとして楽器とともに音楽を創り上げてゆく。

これらのワークを通して、3ヶ月間一緒にワークした生徒さんたちのヴォイスは、なにが変わるかというと、ヴォイスはその人自身が思い込んでしまっている範囲を軽く超え、力だけではなく、イメージやムーブメントの力で自由の粋に届く。

そして聴き方が変わる。

聴く事が始まる。

こんなクラスが出来て本当によかったというのが実感。

…..      …….     …  ..  .  .      .

そして、長期クラスがいつも迎える瞬間はその生徒さん達といったんのさよならを言う時。
得難い一体感と居心地のよい空間は、ずっとここにいたいなとじつは弱虫の私は思うのだ。でもいつも、いちど0にする時が芸術には、そして人には必要。

また新たな事が入ってくる空間の為にね。

あらためて、生徒さんたちありがとう。また沢山沢山教えてもらいました。

そして、秋からはどんなことがあるんだろうな。

出来た!

できた!!!
BBQができた〜〜〜

じつは、私はこの提案が持ち上がったとき
不安だったのである。

アウトドア派ではないし、声かけしてちゃんと出来るまでは
ドキドキ。(河原でBBQの程度でこれである。)

でも、動き出したら、ちゃんとみんなが協力して
こうやって、unseen〜あんしぃん〜を創った仲間で
一緒に出来ました!

炭で焼くお肉はおいしいし、

なにより、みんな4月の前は見知らぬ同士だったなんて

思えない程、もう仲良しで。

….                   …..                ….

日が暮れて、遠くに二子玉川と川崎の花火を見る。

きれいだな。

夏の終わりを感じる。

良い夏だった。

少し早いけど。

8 15

今日は終戦記念日。

いつもとまた違う感慨がある。

昭和を生きた父に私はありがとうを言っていない。

父は私が25才の時に逝ってしまった。

私は東京宝塚劇場の舞台だった。

父の名前は昌夫。昭和5年生まれ。典型的な企業戦士。土日もなく働いて、それでいてとても幸せそうだった。

もっといろんな話をきいておけば良かったな。

そんな思いは親の立場になってみるとよけいに募ってしまう。

知りたかった。たった一日で今まで信じていたものがどんでん返しをくらうこと、それをどう理解していったのか?

父の8月15日のことを聞きたかった。

だから、今回、劇中で玉音放送を聞いた当時の少年その人を聞きたくて、その人に語って頂いた。

僕なんかでいいの?と何度もおっしゃるのを「ぜひ」と

お願いして、その中村さんは語って下さった。

当時の少年の語る言葉は飾り気もなく、なんの気負いもなく、淡々と真実を語って下さった。

ご自身が玉音放送を聞いた時のことを。

この方が生きてきてくださって、そこにいるだけで十分の声だった。

舞台袖で私は聞いていて、同じ舞台上でその学童疎開児童を演じている子ども達も一緒に聞く事が出来て、

言霊を頂いた思い。

当時、意地っ張りで、ありがとうをちゃんと父に言っていない私がやってみたかったことだった。

……       …….

1995年、7月。私はNYに引っ越した。

8月15日は、ここでは5番街で戦勝記念パレードの日だとわかって驚いた。

2007年、友人を訪ねたメイン州の美しい公園で、子どもを遊ばせていて、一人の女性が男の子の赤チャンを抱いて

私に近づいた。「あなた、日本人?」

東洋人のほとんどいない街だった。

「ええ」

「私、あなたの国がうらやましいわ。だって戦争をしないんでしょ?」

一気にその母の腕にいる男の赤ちゃんの意味が変わった。

おもちゃ

先日、トイ ストーリー3を観に行った。

この映画は考えてみると、子ども達と一緒にpart1,2と観て来たのだから、

映画で時間を考えられる。

おもちゃの持ち主、アンディ君はもうカレッジに行くのだ。

うちも、もはや3人で一緒に観る事はかなわず、11才のタカと観る。

不覚にも泣いてしまった….

たとえもう不要の存在となっても、

「僕たちはいつまでアンディの傍にいるんだ。ずっと」というおもちゃ達のセリフ。

実は、私は以前に、unseenという題で短い作品を書いたことがあって、

結局は上演することはなかったのだけど、でも、テーマ、unseen みえないものへの原点。

それは、うちの子たちのおもちゃを私が地域のチャリティに半ば半強制的に出してしまったときのこと。

確かに、狭いうちはおもちゃで溢れ、整理しなくちゃならなかったのだけど、

ああ、私は彼らに「おもちゃを出しなさい!!!!」と言ってしまったのだ。

しばらくして、「ねえ、みてみて!」と私を呼びに来た。

彼らの部屋に入ると

嬉々としてクローゼットを開けるのだ。

「この空間が欲しかったんだよ!」

ない!おもちゃが一個も無くなっている。

あるのは、空っぽの空間だけ。

彼らは全部のおもちゃを出してしまったのだ。

まさか、こんなふうにするとは思わず、私のほうが愚かにもおろおろしてしまい、

「本当にいいの?本当にいいの?」と聞き返す始末。

「いいんだよ」と、彼らはこのなにもない目に見えない空間で遊び出した。

今でも、あんなふうに思い出のおもちゃとさよならして(させて)よかったのか、

時々思う。

トイストーリーのおもちゃ達のように、彼らもトシとタカをずっと一緒に見守りたかったのではないかしら….

ぐちゃぐちゃではあっても、トシもタカもあのおもちゃたちと一緒にいたかったのではなかったのかしら…

そうは言っても、時は流れて、そう、映画のアンディ君はカレッジに行く。

その時思わず書いた小作品は形を変えて子ども達が演じてくれた。

私も覚えている。大好きだったお人形さんごっこ。結局もう捨てなさいと言われて、

泣く泣く捨てたあの瞬間。ストーリーを考えて、お洋服も自分で作って、可愛がったお人形さん。

結果、今やっていることも、その延長のような気がして、苦笑する。

………..

この夏の終わりに、unseen〜あんしぃん〜の仲間達で、河原でBBQをやる事になっている。

大人も子どもも河原で一緒にご飯つくって食べるのを、私はとても楽しみにしている。

陸上の暑い日に思う事

今日は俊晴(中3)の陸上の大会があった。
unseen〜あんしぃん〜の本番まではほとんど
お手伝いに行くことが出来なかったので、
今日は丸一日、競技場。

何度観ても、人がひたすら走る姿は感動するなぁ。

それにしても、
暑い…..

炎天下にマザーズは朝早くからテントを張り、
熱中症対策の水、氷を持ち込み、
応援するのだが、
暑い….

暑いからこそ、
時折ふわりと吹いてくれる風がありがたくて、
ふと思う。

こんな緑に囲まれたフィールドでさえ、
こんなに辛いのに、
密室で耐えた暑さってどんなだったのだろう….

悲しいかな、大阪で起きた2人の子どもの死。

寄り添うように、天国にいった子どもさんの
ことを思うとやるせない。
と、同時に、
不謹慎かもしれないけど、母親が2人の子どもを
一人でかかえて育てていたのかと思うと、私は…

新聞に掲載されていた彼女のblogに
書かれた言葉に、
「母は強し」
と、あって…
私はなんとも悲しくなった。

手だてはなかったのかな….

そんな問題に真っ向から
むかって演劇を創っている
福祉弁護士さんによる演劇「もがれた翼」という活動。

いじめ、虐待、学校崩壊、ネグレクト、
現実を知る福祉弁護士さん達が
一般の青少年達とともに、劇として
真実を伝えている。

今年の作品「雨の記憶」のテーマは性的虐待だという。
8月21日に舞台がある。
右横blogrollで紹介します。

暑い日に思う事でした。

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